研究員コラム
- 2024
- 11
「2024いすみイセエビまつり」に行ってきました!
今年の8月、いすみ市大原漁港(港の朝市会場)で開催していた「2024いすみイセエビまつり」に参加してきました! 「いすみイセエビまつり」は、千葉県いすみ市大原漁港の「港の朝市」で8月・9月・10月の毎週日曜日の午前中(8:00~12:30)に行われています。今年で7回目になります。いすみ市沖に広がる「器械根」と呼ばれる広大な磯根は、親潮と黒潮が交わり、イセエビの好漁場になっています。ちなみに「器械根」という呼称ですが、明治時代初期に器械潜水と呼ばれる方法でアワビを漁獲していたことに由来します。
現在、イセエビの調査を受託している担当者として、現場のイセエビを一度は食べなくてはと思ったのがきっかけでした。次の日、神奈川県の自宅から始発電車で出発し、外房線で現地の最寄り駅(大原駅)に到着したのが7時40分。電車内にいた数人も「イセエビまつり」目当てらしく、漁港方面へ歩いていく姿が見えました。10分ほど歩いて大原漁港の「港の朝市」に到着すると、祭りの開始前にもかかわらず、入口には列ができるほど大勢の方が並んでいました。今年はイセエビが近年稀に見る豊漁であり、その影響もあったのかもしれません。漁港全体で盛り上がっているようでした。
会場では屋台が並んでおり、イセエビの炭火焼・味噌汁・フライなどが食べることが出来ました。ちなみに、イセエビの炭火焼の価格は、小1500円、中2500円、大4000円。大のイセエビ(1kg以上)の迫力を感じながら、私は中のイセエビを頂きました。色も良く、味も濃厚でとてもおいしかったです。
また、イセエビだけではありません。海鮮丼・たこ焼き・焼きそば・ジビエ串(鹿肉、猪肉)・梨・フルーツサンド・かき氷などなど……。イセエビ以外の特産品の屋台も並んでいました。私は参加しなかったのですが、「エビンゴ」というイセエビが景品のビンゴ大会や、「イセエビのつかみどり」といったイベントも開催されているそうです。家へ持って帰るお土産として、「タイめし」「カメノテの塩茹で」(カメノテ:岩礁に固着するフジツボに似た甲殻類で、味は貝に近い)を買って、大満足で大原漁港を後にしました。
今年の「イセエビまつり」は10月末で終わってしまったのですが、盛況なので来年の8月にはまた開催されると思います。その際は皆さんご参加してみてはいかがでしょうか。
- 場 所
- 〒298-0004 千葉県いすみ市大原11574
- 取扱魚種
- イセエビ、マダコ
- メ モ
- 大原海水浴場にも近い
- アクセス
- JR大原駅より徒歩10分 大原漁港(港の朝市会場)